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災害などで困っている方のお役に立てる、
とてもやりがいのある仕事です。

酒井宏彰

2020年入社

鑑定業務課

クリーニング店の運営会社を経て入社。コロナ禍にて出社機会が限られるなど難しい状況のなかでもスキルを向上させ、現在は保険会社に常駐して鑑定業務を行う駐在員として活躍中。

入社したきっかけを教えてください。
クリーニング業界での経験は実際に業務で活かせていますか？
鑑定人として、とくにやりがいを感じた仕事などはありましたか？
応募を検討されている方にメッセージをお願いします。

- Q入社したきっかけを教えてください。
  
  安定した業界で、将来を見据えて仕事をしたいと考えたのがきっかけです。
  
  前職のクリーニング業界の仕事が、率直に言うとあまりにハードで、繁忙期は勤務時間も特に長くなり休日も少なく、長くは続けられないと思いながら働いている状況でした。また、会社員の方がスーツを着なくなってきている傾向や、ファストファッションの浸透などの影響で業界自体も衰退傾向にあるとも感じており、安定した業界で将来を見据えて働きたいと考えて転職活動を始め、転職サイトで当社の求人を見つけました。鑑定人という仕事は珍しいですし、最初は興味本位で応募したのですが、面接を受けた際に、クリーニング店の運営経験や大学時代に学んできた簿記会計の知識が鑑定業務に活かせると聞き、であれば頑張ってみようと思い入社を決めました。
- Qクリーニング業界での経験は実際に業務で活かせていますか？
  
  人に負けない得意分野を持っていることが、自分の大きな武器になっています。
  
  それがもう、びっくりするくらい、めちゃくちゃ活かせています。実はクリーニングに関係する保険事故って結構多いんです。例えば、自動車事故や火災・水害などでクリーニング店やクリーニング工場の設備が被害を受けたとします。その際、被害を受けた設備の損害額を査定するのが私たち鑑定人の仕事になりますが、クリーニング設備に詳しい鑑定人は珍しいので、被害者さまや保険会社から頼りにしてもらえます。他にも、クリーニング業者がお客さまから預かった衣類を汚損してしまい、保険を使って賠償する際の損害額を査定する案件もありましたし、前職の知識が役に立つ場面も多いです。私は鑑定人としての総合力では、ベテランの先輩方と比べるとまだまだ足りていないところもありますが、クリーニング業に関係する案件では、他の鑑定人には負けないパフォーマンスを出せますし、保険会社の方からも「クリーニングの酒井」と覚えていただき、クリーニングに関係する事故などが起きた際は真っ先にお声をかけていただけるようになっていると思います。さらに、そこで被害者さまや保険会社のお役に立ち評価いただければ、クリーニングとは関係のない案件でも任せていただけるようにもなっていきますし、私が鑑定人として仕事をしていくうえで、前職での経験がとても大きな武器になっています。
- Q鑑定人として、とくにやりがいを感じた仕事などはありましたか？
  
  被災された方の助けになれるよう、必死に鑑定業務を行いました。
  
  能登地震発生の際に、被災地に派遣されて損害鑑定を行ったことです。大規模な災害が起きたときは、鑑定人は他の鑑定会社の方々とも合同で特別チームを組み、被災地に滞在して建物などの損害状況を調査してまわります。我々が損害状況を調査できないと保険会社から保険契約者さまに保険金が支払われませんので、少しでもお困りの方の助けになれるよう必死になって業務を行いました。さらに、有事の際には特例として、一定条件を満たせば、本来は保険会社が決定する保険金の支払額を、鑑定人が現場調査と同時に決定することができるようになっています。緊急時に少しでも早く保険金をお支払いするためにこのような運用がされているのですが、被災した方々を直接目の前にして、お支払いできる保険金をお伝えする業務は、言葉では言い表せないほどのやりがいがありました。もちろん、災害が起こらないことが一番良いのですが、自然災害をゼロにはできません。鑑定人という存在が世の中に必要なのだと改めて感じ、身が引き締まる思いでした。
- Q応募を検討されている方にメッセージをお願いします。
  
  鑑定業務にはどんな経験も活かせます。是非エントリーください！
  
  鑑定人はニッチな仕事ですが、私のような他業界出身の方でもその経験を活かして活躍できます。損害を受けて困っている方を前にする仕事なので、優しく気遣いができる方や、人の話を聞くのが得意な方は特に活躍できるのではないかと思います。社会から必要とされている、とてもやりがいのある仕事でもあります。まずはお気軽にエントリーしてみてください！